母性は女性が生まれながらに有する天性であると信じられてきた。そのため、子供を望まない女性や、子供をうまく育てられなかったり、子供に愛情がもてなかったりする母親は、いわゆる母性喪失現象として社会的な風潮として女性のみが一方的に非難されてきた。しかし、近年になり母親自身の内面的な苦悩や葛藤に焦点をあてた多くの研究によって、このような一義的なとらえ方は否定された。現在、母性は生得的な特性ではなく、心身の成長や学習によって後天的に発達していくというのが一般的な見解である。
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